プロテーゼに関するよくある質問

プロテーゼに関するよくある質問を集めてみました。

  • 1 Q.鼻が低い

    A.日本人に一番多い悩みがこちらです。お顔を横から見たときに、鼻梁が短い・鼻柱が低い場合はこれに当てはまります。鼻を高くする治療法は、一般的に隆鼻(りゅうび)術と呼ばれます。隆鼻術には、プロテーゼを使う方法とヒアルロン酸注射による方法、医療用の糸を使う方法の3種類があります。

  • 2 Q.鼻が丸い・団子鼻

    A.前から見たときに、鼻先(鼻尖)が大きい・丸っこいという悩みです。これらのお悩みは鼻先縮小や鼻先修正と呼ばれる、主に鼻先部分を整える施術で解決することができます。
    顔を下から見たときに、鼻柱に高さが出て見えるため、シリコンやプロテーゼを入れなくても鼻が高く見える場合もあります

  • 3 Q.小鼻が目立つ・鼻が大きい

    A.正面から見たときに、鼻が大きいと感じる理由の多くは、鼻翼、いわゆる小鼻が大きいことです。
    小鼻が広がっていることにより豚鼻(アグラ鼻)に見える、という方や、鼻の穴が目立つという方には、小鼻縮小という施術がおすすめです。

  • 4 Q.ワシ鼻・段鼻

    A.鼻の高さはあるけれど、鼻筋が段になっている…というお悩みもあります。横から見ると鼻筋の途中が盛り上がったワシ鼻は、女性らしい印象を損ねてしまいます。その場合は、鼻骨の飛び出した鼻のラインをなめらかに整える方法があります。

  • 5 Q.鼻筋が通っていない

    A.筋ラインを作るためには、ある程度の高さを出す必要があり、ヒアルロン酸注射やシリコンプロテーゼを使った降鼻術が効果的です。

  • 6 Q.鼻の穴が横に大きく広がっている

    A.大きな穴のコンプレックスを改善させるには、鼻翼縮小という美容整形が効果的です。

  • 7 Q.ブタ鼻

    A.ブタのような顔から解消されるには、鼻中隔延長を受けるのが効果的です。鼻の穴が上を向いてしまうのは、左右の穴を隔てている壁の軟骨が小さいことが原因です。そこで、耳の裏の軟骨を移植する耳介軟骨移植手術により鼻先を伸ばして穴を下を向けることができます。これにより、正面から見ても穴が目立たなくなります。

  • 8 Q.豚鼻の原因について①

    A.豚鼻は幼少期からその兆候が明白な場合も少なくないことから、先天的な遺伝要因が大きいと考えられています。鼻には軟骨や脂肪分が存在していますが、これらの位置関係や肉のつきやすさなどは両親から継承されることが多く経験されているからです。鼻などの特徴は父親、母親の染色体上の遺伝子を受け継いでいることから、両親または祖父母が豚鼻の場合豚鼻になる可能性があると言えます。

  • 9 Q.豚鼻の原因について②

    A.豚鼻になる原因としては後天的要因も大きく影響しています。特に注意が必要なのはうつ伏せ寝の習慣です。鼻は軟骨と脂肪で形成されています。ところがうつ伏せ寝をしていると、枕のような軟らかい素材でも圧迫されて潰れてしまうことがあります。その結果軟骨に異常が生じて、鼻が変形してしまうリスクがあります。

  • 10 Q.豚鼻の原因について③

    A.体重の増加はもちろん顔にも余計な脂肪の付着をもたらします。鼻翼周辺には比較的脂肪が多く分布しているので、脂肪細胞に余計な脂肪が取り込まれると、顔の印象も変わってきます。頬や顎下に余計な肉が付くイメージがありますが、鼻の周りの脂肪も当然増加します。そのため後天的要因として、肥満は鼻の形状と密接な関係があると言えるでしょう。

  • 11 Q.豚鼻のセルフケア

    A.豚鼻にはセルフケアによる改善策もあります。例えばノーズクリップで鼻をつまむ、冷水で冷やして毛細血管を収縮させて小さくするなどの方法です。しかしこれらは一時的な効果は期待できますが、永続的なな効果は得られないでしょう。長期的な効果を得たいのであれば美容整形を視野に入れても良いでしょう。手術方法もヒアルロン酸注射から切開手術まで状態に応じて、様々なあるので自身の希望に適した施術を受けるようにしましょう。

  • 12 Q.鼻が曲がっている

    A.左右に曲がってしまった形をまっすぐに改善させるには、斜鼻修正術を受けるのが効果的です。この手術では、曲がってしまった部分の骨を切り、形良く整えてからギプスをして固定します。曲がり方はそれぞれ違うため、適切な施術を受けることが大切です。これにより、歪んだ形がまっすぐになります。

  • 13 Q.鼻先が長い

    A.先端が長い形は、全体的なバランスも悪く、また魔女のように見えてしまいがちです。これは、先端が小鼻よりも突き出していることでそのような印象を与えてしまいます。このように長く見える場合でも美容整形によって、バランスの良い形に整えることができます。

  • 14 Q.25歳女性です。鼻プロテを考えています。整形ってバレたくないんですが、鼻プロテはすぐバレると聞いて不安です。実際のところはどうなんでしょうか?

    A.医師の技術によるところが大きいので、一概にばれやすい、ばれにくいと言い切ることはできませんが、プロテーゼの挿入のみで大きく変化させる場合は、他の手術よりも分かりやすいかもしれません。また、将来的に年齢を重ねていったとき、周囲の自分の組織が老いていくのにプロテーゼは変化がほとんどないため、不自然な印象を与えてしまうこともあります。

    ただ、最近ではI型プロテーゼと自家組織移植の組み合わせが増えてきており、この方法であればかなり自然に近い(ばれにくい)形状にできると思います。

    お鼻はさまざな種類の整形手術があります。鼻を高くしなくても、例えば鼻先を細くする(鼻尖縮小術)だけで印象が変わったり、鼻を長くする(鼻中隔延長術)ことでスラッとした鼻にすることができることがあります。

    少しの変化で大きく印象を変えることができる部位ですので、正しい選択ができるよう、いきなり手術を決めてしまうのではなく、複数の経験豊富な医師のカウンセリングを受けてみると良いと思いますよ。

  • 15 Q.鷲鼻とは一体どういった症状

    A.鷲鼻は鼻が弓のように曲がっていて、鼻先が下に向かってとがっている状態のことを指しています。
    原因は骨の軟骨と骨が発達しすぎてしまうことだとされていますが、そのほとんどは骨格的な問題なので素人がそう簡単に解決できるものでもありません。
    既に鷲鼻担っている人は遺伝的要素も原因に考えられるため、注意していきましょう。

  • 16 Q.鷲鼻を自力で治すことは難しい

    A.鷲鼻を自力で治すことは難しいです。骨格を変えなければ見た目を変化させることはできないでしょう。
    無理やり自力で治そうとしてしまうと、鼻に負担を与えてしまうことになるため、医療機関で治療を受けるようにしてください。

  • 17 Q.鷲鼻を治す方法として、プロテーゼ挿入

    A.プロテーゼを使う場合、鼻が高くなっている部分(ハンプ)を切除するか、切除せずに分割したプロテーゼを鼻の低い部分に挿入して目立たなくさせるかです。
    ヒアルロン酸注入よりも高い持続性を見込めるでしょう。

  • 18 Q.以前カウンセリングに行った際、鼻中隔延長とプロテーゼを同時に行うことをすすめられました。私は前から鼻の穴が見えるのが気になっているだけで鼻筋はわりとしっかりしているのでプロテーゼが本当に必要ですすめられたのかが、疑問です。また、鼻中隔延長はズレるとか曲がりやすいと聞きますが本当ですか?

    A.お鼻は繊細なパーツです。お鼻の状態によって、鼻中隔延長術のみが適している場合やプロテーゼの挿入も行った方が良い場合、鼻尖形成(鼻尖縮小・鼻尖部延長など)のみで十分な場合もあります。そのため、ゆうこさんにとってプロテーゼの挿入が必要かどうかは、メールやお電話では判断できません。どうかご了承ください。

    ただ、疑問や不安があるうちは、手術は控えた方が良いと思います。プロテーゼを入れる必要はあるのか、いれた場合、いれない場合でどう違うのか。納得できるまで医師と十分に話し合ってください。もしどうしても納得できない場合は、その医師に無理に鼻中隔延長術だけをお願いするのではなく、別の医師のカウンセリングを受けてみることをお勧めします。

    手術を行う際には医師に委ねるしかありませんので、その前の段階(カウンセリングなど)で時間をかけてじっくり検討してくださいね。

    また「ずれると曲がりやすいか」についてですが、骨(軟骨)をつぎ足すことになるので、衝撃には弱くなる可能性があります。万が一、大きく変形してしまうと、呼吸がつらくなってしまうなど健康面でのリスクもありますので、慎重に判断してください。

  • 19 Q.生まれつき鼻がまんまるで、いわゆる団子鼻なのですが、美容整形で治す場合、どんな手術になるのでしょうか?

    A.団子鼻を解消する目的では、鼻先を細くする鼻尖縮小がよく行われます。また、鼻尖(鼻先)を細くするだけでは、バランスがおかしくなってしまったりすることもあるため、隆鼻術(プロテーゼや軟骨などを挿入して鼻を高くする美容整形手術)や、鼻尖を長く伸ばして下向きにする鼻尖延長、逆に鼻先を上げる鼻尖拳上など、いくつかの美容整形手術を組み合わせる場合も多いです。

    鼻は、顔の中心にあり、顔全体の印象に影響を与える重要な部分。正面から見たときのバランスはもちろんですが、横から見たラインも大事です。医療の知識、技術だけでなく、美的なセンス、ドクターとの相性(ドクターと好みや価値観が違えば、満足できない結果となります)も大切です。

    まずは、カウンセリングでじっくりドクターと話し合ってみて「この先生なら信頼できる」というドクターを見つけてから治療を検討するようにしましょう。

  • 20 Q.プロテーゼの種類

    A.シリコンプロテーゼとゴアテックスプロテーゼがあります。

  • 21 Q.鼻プロテーゼ法とは

    A.鼻プロテーゼ法とは、鼻を高くする手術を隆鼻術の一つです。人工軟骨(シリコンプロテーゼ)を鼻に挿入することで鼻を高くする美容医療です。鼻の中を切開してプロテーゼの挿入を行うので、傷跡も目立たずに他人にバレにくい施術です。「人口軟骨法」や「インプラント法」とも呼ばれる。

  • 22 Q.プロテーゼとは

    A.プロテーゼとは医療用の人工軟骨で、鼻やあごに挿入することで形を整えることができます。プロテーゼの素材は主にシリコンとゴアテックスの2種類があり、一般的にはシリコンプロテーゼが使われることが多いです。

  • 23 Q.シリコンプロテーゼとは

    A.シリコン製のインプラントを挿入して鼻を高くする方法には、L字型シリコンプロテーゼを挿入する方法と、I型シリコンプロテーゼを挿入する方法があります。
    比較的安全とされる手術ですが、L字型プロテーゼは鼻先の皮膚に負担がかかりますので、プロテーゼが鼻先から飛び出してしまったり、また鼻先が上を向いてしまう可能性もあります。長期間挿入していると鼻の中で石灰化などの変性が起こり、鼻を変形させたり、動いたりすることもあります。そのほかに感染症のリスクもあり、術後しばらく問題がなくても、何年も経てから感染を起こすこともあります。感染が起こると痛みや腫れ、赤みといった症状が現れます。プロテーゼを抜去すれば炎症は治まりますが、重症化すると皮膚に穴が開いてしまうことも。

    この、シリコンプロテーゼにかかる費用は20-40万円。ダウンタイムは1-2週間程度です。

  • 24 Q.鼻プロテーゼの仕上がり

    A.鼻のプロテーゼは、プロテーゼを入れる部位、入れるプロテーゼの長さや厚み、形などにより、仕上がりが大きく変わわってしまう恐れがあります。基本的に挿入するデザインは、足りない部位に必要な分だけ高さを足し、全体的にバランスの良い整った鼻になるようにします。

  • 25 Q.鼻プロテーゼを入れる部位

    A.①眉間から鼻根部~鼻背にかけて
    ②鼻背部のみ
    ③鼻根部のみ
    ④鼻根部から鼻背にかけて

  • 26 Q.L型プロテーゼの痛み・麻酔

    A.クリニックにもよりますが、静脈麻酔か局所麻酔を使用する事が多いです。術後はズキズキと痛む場合もありますが、鎮痛剤で対応は可能です。

  • 27 Q.L型プロテーゼのダウンタイム

    A.クリニックによって異なりますが手術後、2~5日程度、ギブスでの固定が必要です。また、術後に鼻を激しくいじったりすると、プロテーゼが動いてしまうこともあるので、注意が必要です。

  • 28 Q.L型プロテーゼの料金・費用

    A.クリニックにもよりますが、およそ20万~30万円程度が目安となります。安いからと言って、安易にクリニックを選ぶと思わぬ失敗につながることがあるので注意が必要です。

  • 29 Q.I型プロテーゼの料金・費用

    A.クリニックによって、もしくは同時に施術することで変動はありますが、30万円程度が目安となります。

  • 30 Q.ゴアテックスプロテーゼとは

    A.ゴアテックスプロテーゼは、「ゴアテックス」というシリコンよりも柔らかい素材を挿入する方法です。加工も容易でプロテーゼよりもフィット感は上ともいわれます。ただし、感染や鼻筋の曲がりはシリコンプロテーゼに比べて起こりやすいという欠点があります。
    ゴアテックスにかかる費用は30-50万円、ダウンタイムは1週間程度です。

  • 31 Q.L型インプラントの場合

    A.L型のものを用いると、鼻全体を簡単に高くすることができます。元々の鼻の構造を全く変えることなく単純に挿入するだけであれば、取り除くことでほぼ完全に元の鼻に戻せることが、最大の利点と言えます。 しかし、L型のインプラントは特に鼻先の皮膚に負担がかかりやすく、最悪の場合には皮膚を突き破ってインプラントが露出することもあります。鼻先の皮膚が赤くなってきたら要注意で、除去するか自家組織への入れ替えをお勧めします。

  • 32 Q.I型インプラント

    A.I型のインプラントを鼻スジ(鼻背)だけに入れるのであれば、鼻先には負担がかからず、より安全です。しかし同時に鼻先も高くするには、L型プロテーゼを挿入するか、あるいは耳の軟骨などを移植する自家組織移植(耳介軟骨移植)を併用します。 最近では、I型プロテーゼ+自家組織移植という組み合わせが多くなってきているようです。

  • 33 Q.I型シリコンはずれやすいのですか

    A.術後に動いてずれるわけではなく、最初からずれた位置に入っていて、腫れが引くとともにズレが目立ってくるというのが事実です。

  • 34 Q.鼻筋が曲がっています。シリコンで真っ直ぐにできますか?

    A.治しやすい曲がりと治しにくい曲がりがあります。くの字に曲がっている場合は真っ直ぐに直しやすいですが、鼻筋全体が斜めに曲がっている場合は、完全に真っ直ぐにはなりませんが、形や挿入位置を工夫すれば目立つ曲がりは治せます。

  • 35 Q.シリコンは生涯入れていて大丈夫でしょうか?何年かごとにメンテナンスが必要ですか?

    A.プロテーゼ挿入後に起きるのは、石灰化と、感染です。感染が起きると鼻全体が腫れてくるのですぐにわかります。感染が起きる頻度は少ないですが、プロテーゼを抜く手術を受けなければ治りません。石灰化は、術後15年以上経過すると起きてきますが、外見上は通常見えません。どちらも、何らかのメンテナンスで予防できるわけではありませんが、2~3年に1回はレントゲンを撮って皮膚の厚さや石灰化の程度を確認しておいた方がいいでしょう。

  • 36 Q.バレずにできますか?

    A.プロテーゼは術後2日目が腫れのピークです。4日目以降はかなり腫れが引いてきますので、5日~7日後にはかなり腫れは引いています。鼻は目と違って、かなり高くしても周りにはバレにくいので、1週間程度の休みがあれば大丈夫でしょう。耳介軟骨移植は鼻先しか腫れませので、マスクでほぼ隠せます。

  • 37 Q.シリコンプロテーゼかゴアテックスのどちらかで考えているのですが、どちらの方が良いのでしょうか?自家組織移植は考えていません。

    A.シリコンプロテーゼもゴアテックスも、それぞれ長所と短所があるため、どちらが良いと言い切ることはできません。それぞれの特徴を以下に記載させていただきますので、参考にしていただければと思います。

    シリコンプロテーゼ(I型プロテーゼ、L型プロテーゼ)は、適度な固さがあるため、はっきりとした鼻筋の形成に適しています。体内の組織との癒着が少ないため、気に入らない場合、抜去することも比較的容易です。ただ、そのために、シリコンプロテーゼのラインが目立ってしまったり、不自然な形状(人工的な印象)になってしまうことも少なくありません。

    また、ゴアテックスよりも普及しているため、クリニック、ドクターの選択肢が多いこともメリットと言えます。

    一方、ゴアテックスは、柔軟性が高く自然な形状にすることができます。シリコンプロテーゼのみでは難しい、眉間から鼻筋へのなだらかなラインを形成することができます。シリコンプロテーゼとは異なり、体内で周囲の組織と癒着、一体化するためゴアテックスのラインが目立つということはなく、よりナチュラルな印象を与えることができますが、その分抜去は非常に困難です。

    また、シリコンプロテーゼよりも普及率は少ないですが、ゴアテックス自体は人工血管などにも30年以上前から使用されているため、安全性は高いと言えます。

    その他、長期的な効果が期待できる隆鼻術としては、エンドプロテーゼ(ジェル状のプロテーゼ)もあります。

    最後に、隆鼻術は、素材(プロテーゼや自家組織)の選択も大切ですが、それ以上にドクターの選択が大切です。技術やセンスはもちろんですが、フランフランさんの希望をしっかりと理解してもらえるかどうかが重要です。

    1人だけでなく、数名のドクターのカウンセリングを受けてみて、信頼できるドクターを選ぶとよいと思いますよ。

  • 38 Q.鼻プロテーゼ希望なのですが、これは一生入れてても大丈夫なんでしょうか?

    A.シリコンプロテーゼそのものは、体内にいれていても錆びたり腐敗したりすることはありませんが、一生入れておいても大丈夫とは言い切れません。細菌感染や石灰化が起こった場合、抜去やプロテーゼ入れ替えの必要出てきます。

    細菌に感染すると、シリコンプロテーゼを包む被膜(自分の身体が生成したもの)全体に細菌が広がってしまい、抗生物質での治療が困難になります。

    また、プロテーゼを挿入してから長期間経過すると、シリコンプロテーゼの表面にカルシウムが沈着してしまい(石灰化)、硬くなってしまうことがあります。石灰化が起きると、表面がぶつぶつしてきたりもします。

    その他、年齢を重ねるごとに自分の身体・組織は相応に変化していきますが、シリコンプロテーゼ自体は変化しないため、不自然に見えてしまうこともあります。

    美容医療には、「絶対に安全」「永久に効果が持続」と言いきれるものはありません。広告表現を過信せず、効果とリスク、デメリットを理解した上で、治療を受けるようにしましょう。

  • 39 Q.美容整形を考えはじめて、いろいろなクリニックのホームページを見ているのですが、料金が全然違いますよね。他と比べてかなり安いクリニックもありますし。やっぱり、安いクリニックは危険なのでしょうか。平均的な金額のクリニックに行った方がいいのでしょうか。

    A.料金の安いクリニックが失敗する確率が高い、安全性に問題がある、というわけではありません。料金が安くてもしっかりとした治療を受けられることもありますし、逆に料金が普通より高くても、失敗することもあります。

    料金の高い、安いで判断するのではなく、ドクターの経歴や実績、知識やセンス、そしてカウンセリングを受けてみて信頼できるかどうか(自分の希望を理解してくれているかどうか、リスクやデメリットもきちんと教えてくれるかどうかなど)をしっかりと見極めることが大切。

    なかなか信頼できるドクターと出会えないとき、少しでも不安や迷いを感じている間は、信頼できる先生と出会えるまで、治療を待った方が良いと思います。

  • 40 Q.できるだけ安くやりたいのですがモニターでの治療を希望してもいいでしょうか?

    A.事前に希望するのは構わないと思います。ただ、美容医療相談室としては、モニターやキャンペーンを理由としたドクター選び、クリニック選びはあまりおすすめしません。

    美容医療、美容整形は、その多くがリスクを伴う治療。料金よりも、希望する治療におけるドクターの技術や知識、患者指向であるか(利益優先でないか)など、まずはjinさんが信頼できるドクターと出会うことが大事だと考えています。

    いくら治療費が安くても、効果が無ければ無駄になってしまいますし、失敗したら大変です。まずは、jinさんが信頼できるドクターを見つけ、そこでモニターとして費用を抑えられれば、というくらいで検討された方が良いと思いますよ。

  • 41 Q.シリコンプロテーゼを入れた後、将来、石灰化することはあるのか?

    A.人間の体の中にシリコンなどの異物を埋入すれば、長い年月をかけて石灰化を起こす可能性はありますが、高須クリニックでは可能な限り石灰化を起こさないように適切な手術しております。また、石灰化を起こしやすい悪質なシリコンプロテーゼなどを使用しないようにしております。そのため、将来大きな問題が起こることはないのでご安心ください

  • 42 Q.どのようにして石灰化がおこるのか?

    A.人間の体の中に異物を埋入すると、体は生体反応を起こし、コラーゲンの被膜(カプセル)を作り、異物の周りを取り囲みます。作られたコラーゲンの被膜は、長い年月をかけて、器質化を起こし、カルシウムが沈着して、石灰化することがあります。

  • 43 Q.石灰化が起こる原因にはどんなものがあるのか?

    A.①シリコンプロテーゼの質が悪く、入れた場所に綺麗にフィットしていない
    ②手術手技が煩雑(手術が下手ということ)で、手術中、手術後の出血が多い

    ①に関しては、鼻や顎の場合、質が悪く、可塑性のないシリコンプロテーゼを使うと、鼻や顎の骨のラインにシリコンプロテーゼが綺麗にフィットせず、死腔(デッドスペース)が生じます。すると、死腔に血液や浸出液が溜まり、腫れが強く出る上に、溜まった血液や浸出液が、被膜が形成されるときに器質化を起こし、将来、石灰化が生じやすくなります。
    また、良質の生体親和性の高いプロテーゼは薄い被膜を形成させるため、器質化が起こりにくく、将来、石灰化も起こりにくいですが、質が悪い生体親和性の低いプロテーゼは、器質化が起こりやすく、将来、強い石灰化を起こす可能性があります(このことは、鼻、顎、バストの豊胸全てにいえることです)。
    高須クリニックでは、生体親和性が高く、可塑性があって綺麗にフィットするシリコンプロテーゼを使用しているのでご安心ください。

    ②に関しては、上手な医者が手術した場合は、余分な剥離や組織の損傷が少ないため、出血が少なく、死腔もないため、シリコンプロテーゼの周りに血液が溜まり、強い器質化や石灰化を起こすことはありませんが、経験の少ない医者や未熟な医者が手術した場合は、余分な剥離や組織の損傷が多く、出血した血液がシリコンプロテーゼの周りの死腔に溜まり、強い器質化が生じ、将来、強い石灰化を起こす可能性があります(このことは、鼻、顎、バストの豊胸全てにいえることです)。
    高須クリニックには、手術の下手な医者、未熟な医者、経験の浅い医者はいないのでご安心ください。

  • 44 Q.ダウンタイムとは何ですか?

    A.ダウンタイムとは施術を受けてから、日常生活に戻れるまでの期間を指します。施術後は腫れや赤みが出ることがありますので、仕事や外出の予定への影響を心配されている患者様は多くいらっしゃいます。
    当院では、カウンセリングの際に施術方法や効果、ダウンタイムについても丁寧に解説し、ご納得いただいてから実際の施術へと進みます。
    また、施術後も経過観察などのアフターケア体制を整え、適切な対応をさせていただいております。

  • 45 Q.腫れや内出血

    A.個人差はありますが、1週間程度は強い腫れや痛みが続くと言われています。内出血がひどい場合には、鼻だけでなく鼻の周りにまで広がることもあります。また、ギブスやテープによる固定が必要な場合もあります。

  • 46 Q.シャワーや入浴は?

    A.施術後のシャワーは、首から下であれば当日から浴びることができます。施術部位は術後3日間はできるだけ濡らさないようにしましょう。また、湯船に浸かることも1週間程度避けるようにしましょう。術後はシャワーや入浴によって血流がよくなると、切開した場所から出血してしまう危険性があるからです。

  • 47 Q.仕事や学校は?

    A.術後当日〜翌日にかけて腫れなどの症状が大きく出て、その後1週間ほどかけて徐々に治っていきます。なので、できれば1週間程度の休みを取っておきましょう。どうしても休みが取れない方は3日間ほど休みを取るといいでしょう。

  • 48 Q.メイクは?

    A.メイクは施術の直後から可能です。ただし、メイクをする時や落とす時には強く触ったり抑えたりしてはいけません。また、術後は大きく腫れてしまっている場合があるので、メイクをしても満足いかないことがあります。

  • 49 Q.L型プロテーゼの失敗・修正

    A.施術後、症状が落ち着いた後に考えられる失敗としましては、希望するデザインにならなかったというものが考えられます。
    その場合は他の鼻プロテーゼ術と同様に鼻プロテーゼ除去(抜去)という方法でプロテーゼを除去することが可能です。切開をし挿入されたプロテーゼを取り出すという修正術です。
    希望に応じてはそのあと別のプロテーゼを挿入したりヒアルロン酸を注入して修正を行うことがあります。
    しかし、あまりに長い間プロテーゼが挿入されたままだと、組織と癒着してしまい、除去が困難になってしまう可能性があります。
    修正したいと感じましたら、早めにクリニックに相談するようにしましょう。

  • 50 Q.I型プロテーゼのダウンタイム

    A.I型プロテーゼ挿入+自家組織移植の場合、5~7日程度、ギブスでの固定が必要となります。腫れ自体も、早い人であれば3日ほどで落ち着く場合もありますが、基本的には一週間ほどかかると言われています。